このドラゴンカヌー大会は、日本語では「龍舟競漕」と呼びますが、古代中国で生まれた世界最古の手漕ぎ舟競漕であり、日本には約４００年前に琉球に、３５０年ほど前に長崎に伝わったと言われています。沖縄では「ハーリー」、長崎では「ペーロン」と呼ばれているのがそれです。
　 １９７６年の香港国際龍舟祭りでスポーツ競技化され、現在はアジア選手権大会、世界選手権大会もある、れっきとした競技スポーツです。 国内では、京都の「久美浜ドラゴンカヌー選手権大会」が、東郷湖と同じ１０人乗りでは最大規模の大会であり、夏に大阪で開催される「天神祭奉納ボンドカップ日本国際龍舟選手権大会」が国内最高峰のレースと言われています。

（東郷湖周辺の３町村は、現在の湯梨浜町（東郷町・羽合町・泊村）
2000年、東郷湖にカヌーセンターが竣工したのを記念して、県のカヌー協会がドラゴンカヌー大会を開催したのを機に、2001年は、東郷町（とうごうちょう）、羽合町（はわいちょう）、泊村（とまりそん）の東郷湖周辺の3町村が、広域交流促進の一環として、東郷湖ドラゴンカヌー振興会（会長：山本庸生東郷町長）を結成し、共同開催する運びとなった。
　7月8日（日）に、3町村内在住者を対象とした「東郷湖ドラゴンカヌー3町村交流大会」を開催するほか、8月19日（日）には、参加資格を鳥取県内在住者または県内の事業所勤務者に広げ、「東郷湖ドラゴンカヌー大会」を開催。レースは、一般男子の部、同女子の部、中学生男子の部、同女子の部の4部門に分かれ、直線300ｍのコースで、1クルー10名編成で行われました。
　2001年の東郷湖での大会は、第1回大会とあって、参加資格が鳥取県内在住者に限られましたが、「2002年以降は、中国大会、西日本大会へと拡大していきたい」（東郷町教育委員会）と、夢はふくらみます。

東郷湖の湖畔には、国内最大の中国庭園「燕趙園（えんちょうえん）」もあり、中国生まれのドラゴンカヌーが、この地で大きく育っていくことが期待された。
第１回開催：平成13年（2001年）8月19日（日）

社会福祉法人　敬仁会
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